ゴールデンウィーク初日となった４月２９日、やはりというか、”歌舞伎町夜の帝王”ことリーオッパから出撃要請が来ました。
２０時半に職安通りの「アパホテル東新宿歌舞伎町タワー」前で待ち合わせ。いつものように私は副都心線新宿三丁目で下車し、夜の歌舞伎町の様子を見ながら職安通りを目指しました。閉まっている店も多い一方、営業している店もかなりありますね。当然のことながら開いている店はどこも満席。かなりの「密」状態となっていました。
意外と早く着いてしまい２０時にはアパホテル前に。すると帝王からタイミングよく？「２１時になる」とのＬＩＮＥが来ました。ゲゲゲッ！ まだあと１時間もあるじゃん。雨もパラついていたのでどこかで時間をつぶそうと思ったのですが、「５０分ぐらいあるのか」とひらめいた瞬間、ガールズバーに入ることを決断していました。
目の前にある「ＵＮＩＱＵＥ」も考えたのですが、「ＳＩＳＴＡＲ」の方がガヨンとかミワさん、ミキさんと知っている女の子も多いので安心かなと思い、そちらへ。ところがこれが大失敗でした。
扉を開けると、店の中にはお客さんが２組。女の子も２人だけ。いずれも何度かは見たことはありますが、名前もよくわからない子でした。そのうちのひとりから「キャストが少ない」と言われましたが、「どうせ５０分だからいいよ」ということで入店。一番奥の席に通されました。
客の一組は韓国人男性と日本人女性のカップルで、カラオケを歌って盛り上がっていました。もう一組は一人での来店だったかな？ ２組はともに入口付近で呑んており、奥から見ていると楽しそうに盛り上がっています。
まぁ店の子が少ないことはどの店でもよくあることですが、そういった時は、できるだけお客さんを近くに集めるのが鉄則です。それなら、順番に対応できますからね。それだけに、一番奥の座席に座らされたときにイヤな予感は走ったのですが、それでも普通なら、途中で、「ちょっと行ってきますね」といって、キャストのついていないお客さんのところに行ってお相手するのは当たり前。それを期待して待っていたのですが、まったく来る気配がありません。
結局、ナント、この日、私の席には１セット５０分の間に、おかわりのハイボールをお願いした時以外、女の子が来ることは一度としてありませんでした。
アイゴー！ そしてしっかり２４００円を請求されました。イヤイヤ…。サービス料は免除でしょ。サービスないんだから。
さすがに、これは衝撃でした。新宿界隈では韓国クラブ、韓国スナック、韓国バーなど３０年以上、呑み歩いて来たわけですが、このような仕打ちは初めての体験です。
残念だったのは、わたしのセットが４０分ぐらいに差し掛かった時に、カップルが店を出たので、こちらにようやく来るのかなと思ったところ、入れ替わりに３人組と２人組が立て続けに入って来たのです。その２組は、必然的に、女の子２人が立っている近くのカウンターに座ったため、そちらの接客はしっかりとしているじゃあ～りませんか。
女の子の機転の利かなさも問題ですが、お店できちんと教育すべき事項です。これをもって私の中で「ＳＩＳＴＡＲ」は完全に抹殺しました。まぁ、私が行かなくても繁盛しているから、お店的にはなんとも思わないでしょうね。
店の選択肢が減るのは残念ですが、やはりこのような接客に金を払うのはアホらしい限りです。
怒りを押し隠しながら店を出た私は速攻でアパホテル前へ移動。リーオッパも時をほぼ同じくして到着しました。
ことの顛末を話したら帝王もさすがに呆れ顔です。「お金払わくてよかったでしょ。暴れてもいいんじゃない？」というほどでした。そりゃそうですよね。韓国人だったら本当に暴れていたかも。
気分を直そうと、次なる店の検討へ。「２０’ｓ」が開いていたので、階段を上がると、歌声が扉の外まで聞こえてきました。帝王の一番嫌いなタイプの客がいるようです。一応、帝王が扉を開けてチェック。トホホな顔をして戻って来たので、「また後で来るね」と言って、撤退することに。
さてさてどうしようか。「ＵＮＩＱＵＥ」に行くか、それとも「ＲＯＳＥ」に行くか。「久しぶりに『Ｓｉｇｎａｌに行ってみる？」と提案したところリーオッパも賛同し、歌舞伎町の奥深くへ。鉄の扉は閉まっていましたが、それを開けるた店の扉の中から声が聞こえてきます。
ところが、またしても下手くそなカラオケを歌う４人組が鎮座しており、一瞬、帝王も腰が引けたようですが、久しぶりだったこともあり、とりあえず席につくことに。こちらは、女性キャストの人数もちゃんと揃っており、われわれ２人の席に日本人のカノンさんとリオさん２人がついてくれました。カムサハムニダ。
２人は幼ななじみだそうで、帝王はさっそくカノンさんとＬＩＮＥを交換（笑）。２人とも愛想もよく、しっかりと接客できる子でしたので、５０分があっという間に楽しく過ぎてしまいました。一人で呑んで５０分が過ぎるのを待った１時間前とは気分が真逆でした。いやぁ、楽しかったわ。「また来るね」と再会を約束。ママのハニさんも帰り際に見送りに出てきてくれました。やはりこういうことは大事ですね。
気分よく店を出たオッサン２人の次なる目的地は「ＲＯＳＥ」。３日前にも帝王は行ったそうですが、カワイイ新人（ユイさんだったかな？）が入っていたとのことで、なぜかうれしそうです。また、新たな子羊ちゃんを見つけたようです。ユイさ～ん、気をつけてね（笑）。
残念ながらその子は不在でしたが、ジヒさん、黒髪の小柄な女の子、そしてアイさんの３人が応対。アイさんはなんとモンゴル出身とのこと。すると、帝王が異様なまでに関心を見せています。モンゴル語と似てるからといっていきなりロシア語で話し始めています。かつてひと昔、ふた昔前にはロシアクラブに入り浸っていた帝王が本領発揮です。一番遠いところに立っていたのをわざわざ自分の前に呼び寄せて話しこむ惚れよう。ちなみに黒髪の小柄な女の子は「ＵＮＩＱＵＥ」にいたユラさんでした。髪の毛の色が違ったせいか、石川県出身と聞くまでまったく気が付きませんでした。
こちらのお店も会話が弾み、楽しく６０分を過ごすことができました。数時間前のイヤな出来事もすっかり吹き飛んでいきました。終わりよければすべてよし！ 酔いもほどよく回り、気分よく帰路につきました。【４月２９日】
