
今週も”歌舞伎町夜の帝王”ことリーオッパから出撃要請が来ました。
帝王からLINE電話の着信があったのは午後2時前。「オッパ~。きょうはどんな感じ?」。これは帝王が出撃するときの合図みたいなあいさつです。帝王は「午後6時から人と会うんだけど…」といいながらも、その後のガールズバー巡りに行く気満々です。「様子を見ながらあとで連絡するね」と帝王が言うので、家でゆっくりしていると、午後6時40分に連絡があり、午後9時にいつも通り職安通りのアパホテル東新宿歌舞伎町タワー前で待ち合わせです。
家を出た時は雨が降っていなかったので傘を持たなかったのですが、東新宿駅で地上に上がるとかなり雨足が強く、傘を持たなかったことを後悔。仕方がないので雨に濡れながら約束の地点へと向かいました。
ずぶ濡れで立ち尽くすのはイヤだったのでガールズバー「JM」の入っているビルで雨を避けていると、帝王が歌舞伎町方面から「オッス」とばかりに右手を挙げながら登場です。
我々が合流すると、まず最初の行うやりとりは、「きょうはどこへ行く?」。帝王は必ずといっていいほど「ウーオッパの行きたいところにしよう」「ウーオッパが決めてよ」と提案してきます。
しかし、そういいながら、大体は帝王の行きたい店に落ち着くのです。
この日も、私が「APINKはどう?」と提案すると、「う~ん、(メンバーが)変わり映えしないでしょ」と予想通り拒否反応を示します。確かに「SISTAR」出身の子が多いので、知っている顔ぶれが多いことは確かだけど、まだ1回しか行っていないのに「変わり映えしない」と言われてもねぇ…。
もちろん、この反応は想定内なので、あえて言ってみた部分もあるんですけどね。帝王が「Signal」に行きたがっているのは知っていますので。そこですかさず、「じゃぁ『Signal』にしようか」と提案すると、帝王も「そうだね」とニッコリ。最初から「『Signal』に行こうか」と自分から言えばいいのに…。
ところが、「Signal」の扉を開けて帝王が店内をチェックすると、女の子はユナさんともう1人の2人だけとのことでした。午後9時半にもう一人シオンさんが出勤するそうですが、帝王は自然と後ずさり。完全に逃亡モードです。入口まで出て来たユナさんに「ちょっとパトロールしてから、またあとで来るね」と言うと、ユナさんは「来ないんでしょ」。完全に読まれていますね(笑)。
仕方ないので職安通り方向に戻り、「20’s」をチェックするために帝王は2階へ。階段を下りて来た帝王は「女の子は4人で、お客さんは一人だけ。知らない顔の子もいるよ」ということで、久しぶりの「20’s」に決定。ここ最近は、中の様子だけ覗いて、逃げてばかりだったので帝王もヘミンさんに怒られっぱなし。たまには店に行ってあげないとね。
奥のカウンター席に座った我々の前にはヘミンさんと茨城出身の日本人のリホさん。帝王はすぐさまリホさんが気に入ったようです。彼女がかつてフィリピンに住んでいたことがあると聞くや、フィリピンに仕事で何度か行った経験がある帝王は、いろいろな秘蔵写真を見せながら共通の話題で大盛り上がりです。私はまったく話に入ることができません。完全にスイッチが入ってしまったようで、私の存在は帝王の頭の中から消滅。完全に置き去りです(笑)。
さらにカジノの話になると、これまた帝王、カジノのディーラーを養成する学校に関わっていることから、彼女にディーラーになることを勧めています。そして、「オッパが協力するよ。いろいろ相談に乗って教えてあげるよ」といつもの誘い文句でLINEを交換。食事に誘っていました(笑)。
それにしてもリーオッパ、会話のネタ、もしくは気を引く材料として、何十年も前からすべての写真をスマホに保存。自分の若い頃の写真はもちろん、芸能人と一緒に撮った写真など見事に使いこなしているのはさすがです。「わぁ~、すごい!」と言われると、いつも照れくさそうに「大したことないよ」と照れ笑いを見せますが、日ごろ使わないような韓国のカジノの会員権、海外の紙幣などもすぐさま取り出して相手の話に合わせるなど、女の子との会話を深めるための努力はすさまじい限りです。
途中から韓国人のジスさんが加わりましたが、彼女には興味のないようで、帝王は彼女の発言は完全に無視。リホさんから視線をそらしません。本当にわかりやすいリーオッパ(笑)。ということでジスさんについては私がフォローに回ります。
また、どんな流れだったか忘れましたが、芸能人やスポーツ界の在日韓国人の話題になり、秋山成勲(韓国名チュ・ソンフン)の名前が出たところで、帝王は、「秋山の奥さんのSHIHOも在日だよ。あと野球の清原とか…」と得意げに話しています。
私は心の中で、「あらら、また始まったな」と半ばあきれ気味。韓国人は、優秀な人はとにかくなんでも在日にしてしまうことが多いのですが、帝王もしかり。ただ、そこにはなんの根拠もない噂レベル。そういえばかつて格闘家の前田日明もテレビのインタビューで、自身のおばあさんがカール・ルイスを韓国系だと言っていたという笑い話をしたことがありましたね。そんな感じです。
確かにスポーツ界や芸能界に在日韓国人が多いのは確かですけど、SHIHOが在日というのは聞いたことがないなぁ。まぁ可能性はゼロではないでしょうけどどうかな。清原については…。
そんな感じで盛り上がり、次の店に移ろうかとしたところ、いつの間にかツーセット目に突入。「一店舗ワンセット」がポリシーの帝王ですが、満足げな表情です。ちなみにヘミンさんから次の店はどこに行くのかを聞かれ、「TWICE」にしようかということになったら、ヘミンさんが「TWICE」に連絡を入れ、女の子の人数などを確認してくれました。キャストは5人で、うち一人が新人とのことで、帝王の眼が輝きを増しています。

とても楽しい100分を終えて店を出たら、若干ですが雨足が弱まっています。職安通りを越えて「TWICE」の扉を開けると、カラオケで盛り上がっています。カウンターの中央部分の席についたら、ハルさん、エマさん、ミヅキさんら、確かに5人いました。
この日はミヅキさんが我々の席の担当です。彼女は帝王がこのお店では一番気になっている子だけに、表情がすっかり緩んでいます。聞くと、彼女まだ21歳のことですが、なかなかの美形です。ここからは帝王の独壇場なので、私の出る幕はありません。たまに会話に参戦しますが、基本的には飲む方に専念。途中からハイボールを濃い目でガンガン呑んでいたら不覚にも酔ってしまい、帝王たちの会話をチェックできませんでした。
結局ワンセットで出て東新宿に行ったのですが、なんと終電は渋谷止まり。ガ~ン!! 渋谷からタクシーだと4000円以上かかってしまうので、ガックリです。と思ったら、天の助け。山手線が走っていたので目黒まで行き、そこからタクシーで帰宅となりました。目黒からだと3000円を切るので助かります。ややセコイ話ですが、貧乏人にとってはこの1000円~1500円の差が大きいのです。しかも呑み代に払うならいいけどタクシー代に払うのはどうもイヤなんですよ。会社勤め時代はタクシー代はすべて経費で使えたので。
それはさておき、久々に呑み過ぎました。おかげで、家についたらすぐに眠りにつけました。【7月2日】