
歌舞伎町の名門中華「龍門」でKGBへの出撃準備を整えた”歌舞伎町夜の帝王”ことリーオッパ、”日本音楽界の重鎮”健オッパ、そして私は、小雨がそぼ降る中、大久保通り方面を目指し北へ、北へと進軍を続けていきます。
この日の目的地は、3月18日に新規オープンしたKGB「깐부(カンブ)」。帝王と私のInstagramが同時にフォローされたので、ひょっとしたら共通の知り合いがいるのかも?と気になっていたので、この日の一軒目は「カンブ」一択となりました。
大久保通り近くにある人気KGB「ROZE」と同じビルの5階に位置。中を覗くと、店の造りは「ROZE」とほぼ同じですが、カウンターは一直線に奥までつながっており、全部で20席ぐらいはあるかな? かなり広々とした造りになっています。
いざ中に入ろうとすると、トイレから女性が戻って来たので、帝王が「3人ですけど入れますか?」と聞いたら、この女性はお客さんでした。きれいな女性だったので、帝王はただ声をかけたかっただけなのかもしれません。
長~いカウンターの中央部分に3人並んで座ると、ウナさんがシステムを簡単に説明してくれました。50分2000円で消費税10%、サービス料8%が付くとのこと。まぁ一般的な金額です。我々の席にはウナさんのほかにシュリさんも来て接客してくれました。
新規オープンなのでちょっとしたリサーチを。女の子は12人いるそうですが、いずれも日本人とのこと。やはり韓国の子はいないんですね(泣)。ちなみにウナさんはK-POP大好きで、BRAVEエンターテインメントに所属するボーイズグループDKB(ダークビー)のファン。とにかくK-POPに滅茶苦茶詳しかったです。6歳から12年間、さまざまなダンスをやっており、将来的には韓国でバックダンサーもやってみたいとの夢もあるそう。シュリさんは途中で別のお客さんの席に移動してしまったので、あまりリサーチできませんでしたので次回に。
そして途中からカレンさんが我々の席に参戦。すると帝王の眼が俄然、輝きを増しています。彼女は身長164cmのスレンダー美女。長い黒髪が印象的です。さっそく帝王は、自身ミスコリアジャパンの審査員をやっていることもあり、得意技ともいえる”ミスコリアへのお誘い作戦”を展開し始めます。帝王がスマホに貯めてある写真は、ある意味女の子の関心を引き寄せる小道具なのですが、その中からミスコリア関連する写真を見せながら猛アピール。そして詳しい話は後日ということでちゃっかりLINE交換へ持っていくという手に出ます。カレンさんも興味はあるような感じでしたが、ワタシと健オッパで、大会の前にリーオッパと1対1による個別審査があり、本大会にはない水着審査もあるかも…と、その”危険性”についてはしっかりとレクチャーしておきました(笑)。
楽しく盛り上がったところでしたが、時間を確認したら、2セット目にちょうど入ったところ。それでも1セット分でOKという寛大なお裁きに甘えて、とりあえず店を出ました。

1階に降りたところで、帝王から「せっかくだから『ROZE』にも行ってみる?」と提案されたので、再びエレベーターに乗って4階へ。外から覗くと奥のソファー席にお客さんはいましたが、カウンターにはゼロ。健オッパは相当に久しぶりだったので入ることに決めました。
女の子は4人。一人は帝王の知り合いのヒナさん、そして3月に入ったばかりのジュリアさん、そしてイェビンさん&ジヘさんの韓国コンビの4人。わたしにとってはイェビンさん以外は初対面です。私と健オッパは、彼女たちとの距離感がうまくつかめず、会話も滞りがちです。そんな我々をよそに、帝王はヒナさんと2人だけの世界に…。帝王の表情からうれしさが込み上げていることが手に取るようにわかります。
どうやらヒナさんは5月に韓国・延世大学語学堂への留学を計画。ここで帝王は、「オッパの仲間が韓国にいるから紹介するよ」と、さりげなくサポートを買って出ています。住む家のことからバイトまで幅広く対応できることをアピールする”現地での知人紹介作戦”です。韓国のみならず米国など海外にも多数の知り合いを持つリーオッパならではの得意戦法のひとつ。さすが業師、いろいろな戦法を持っています。一方、健オッパは、ジヘさんにいろいろ話しかけるのですが、やや塩対応ぎみ。返ってくる言葉がほぼ一言しかなので、その後の会話が続かず、盛り上がりに欠けているようです。いつもは元気な健オッパもここでは大人しくなってしまいました。
最後に右目に眼帯をしたキャストさんが出勤してきて我々のカウンター席に来てくれましたが、残念ながら会話をする前にワンセットが終了。時間も23時20分近かったので、延長せずに店を後にしました。
1階に降りたところで、帝王は「30分だけ『IRIS』に行ってみる?」と珍しく3軒目に意欲満々。前回のヒナさんの件が気になっているようです。しかしながら時間も時間のうえ、「IRIS」まで歩くと30分どころか10分ぐらいしかいられないので、断念するように説得。大久保通り沿いにある韓国料理店「新宿ポチャ」の地下にオープンした「OBAR(オバー)」を覗いてみようということになりました。

階段を下りて扉を開けると、キャストさんと目が合ったのですが、その瞬間、思わず「アルマ!」と叫んでしまいました。あれま、ビックリ! 伝説の韓国のスナック「紅」にいたアルムちゃんじゃないですか? そしてカウンターの中にいたのは同じく「紅」にいたユキちゃん! これはビックリです。
帝王はもちろん、新宿界隈にいた韓国人ならば誰でも一度は「紅」にはお世話になったであろうという人気スナック。座って5万円もする韓国クラブには、サラリーマンの身としてはそうそう行くことができませんでしたが、「紅」はセット5000円なので、ボトルを入れておけば安く仕上げることができました。私も全盛期には週に6回は行っていたほど。昔は韓国の子がたくさんいたので、日韓交流にせっせと勤しんでいました。
歌舞伎町で一時代を築いた「紅」でしたが、何年か前に店を閉め、その後、「J&M」の入っているビルの3階に場所を移して「ブションコルク」というワインバーに衣替えしましたが、それも閉店。以来、アルム&ユキとは音信不通でしたが、まさかここで会うとは、ほんとビックリです。終電の時間も近かったので、短い時間となってしまいましたが、懐かしい話で盛り上がることができました。聞けば、「紅」にもいたウンジョンがママをやっていた「BLACKPINK」にいたジュヒさんも在籍しているとのこと。彼女は健オッパのお気に入りでしたので、これはまた来るしかありませんネ!
本当に短い時間なのが残念だったのですが次回の楽しみに。ちなみにセット料金は60分でピッタリ2000円。消費税&サービス料が込みなのかな? ということで料金もありがたい設定です。しかしながら、近々ライブバー的なお店に模様替えするとのことでしたが、彼女たちはいるみたいなので再会を楽しみに、店を後にしました。【3月26日】